とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

ホーム > 事業所を探す > 検索結果 > 評価結果

福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
株式会社 アールピーアイ栃木
■施設・事業所情報
名称 母子生活支援施設 さわらごハイム足利 種別 母子生活支援施設
代表者氏名 吉葉 公夫 利用人数(定員) 20
所在地 〒000-0000
栃木県
TEL 000-000-0000
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成29年10月3日(契約日)~ 平成30年2月21日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 2回 (平成25年度)
■総評
◇特に評価の高い点
1 幅広い支援活動を行っています。
母子生活支援施設として、生活困難な母子家庭を対象に支援活動を行っています。さわらごハイム足利は足利市の施設であり、足利市社会福祉協議会が指定管理者となって管理・運営を行っている施設です。その定員は20世帯とこじんまりとした施設ですが、その入所者の内訳をみると、足利市民に限らず、多彩な人たちが入所しています。外国籍の方が5組入居しており、また、関東一円に受け入れの地域を広げ、足利市民以外の方が7割以上を占めています。また、母子生活支援の他に、緊急一時保護のサービスも行っており、家族を取り巻く社会的状況が複雑化するなかで、また社会が国際化するなかで、時代の支援ニーズに応えられるよう、幅広い支援活動を行っています。

2 子どもの目標実現に向けて、ともに努力し喜びを分かち合う職員の姿が見受けられます。
子どもとの面談を、年に2回実施しています。この面談によって、子どもの心身の状況や生活の状況や困りごと、今後の目標などについて話し合いが行われています。職員は、子どもの目標の実現に向けて支援の方法を考え取り組みます。
訪問調査当日に、進学の合格発表が行われる子どもがいました。夕方になり子どもが帰ってきた際に、遠くから目を合わせただけで合格を知り、喜ぶ職員の姿がありました。子どもの目標達成に向けて、大学生を学習指導のボランティアとして招くなど、子どもの進学を支援してきたとのことでした。普段の子どもの頑張る姿と、それを支援する職員との信頼関係を感じることができました。

3 課題解決に向けた取り組みに期待が持たれます。
足利市社会福祉協議会として職員の異動が行われるなか、前回の評価以降、施設長が中心となって課題解決に取り組んできた様子がうかがえます。
施設の基本理念・基本目標を改めて設定し、さまざまな業務マニュアル類の整備も進んできています。また、浴室の床の改修や防犯カメラの設置など施設の安全面での整備も進められており、特に防犯カメラは犯人検挙に役立ったこともありました。さらにパソコンシステムの改善によって、記録の効率化にもつながっているようです。
外部講師を招いての性教育を行うことも計画されています。今後も施設長が中心となり、課題解決に向けた取り組みに期待が持たれます。
◇改善を求められる点
1 施設の将来ビジョン、中・長期計画を明らかにし、計画的、組織的な取り組みが望まれます。
さわらごハイム足利は、足利市の施設であり、施設の将来について、指定管理者である足利市社会福祉協議会がビジョンを掲げたり、施設改善の計画を立てることは難しい立場にあります。本施設の将来の長期的なビジョンや、施設整備のあり方、その実現に向けての中・長期計画は施設の現場では確認することができず、それが具体的な支援活動に影響していることがうかがわれます。今後の施設・設備の改善については不透明な状況にあり、職員体制、職員の配置にも不透明感があります。それらは施設に対する将来ビジョン、中・長期計画がないためと考えられ、施設の今後のあり方を明らかにすべく、足利市、足利市社会福祉協議会、また、現場が一体となって、将来のビジョン、中・長期計画の策定が望まれます。

2 建物の老朽化が進み、今後の施設の改修について検討が望まれます。
さわらごハイム足利の元々の開所は昭和15年と古く、戦前の母子寮を起源としています。当時の建物は昭和40年と50年に改築され、現在に至っています。建物は既に52年、42年が経過し老朽化が進み、年々、修理の必要性を生じることが多くなっています。それに対しその都度、部分的な修理を行っているのが現状であり、それも近い将来、難しくなると思われます。入所者にとって安全で快適な居住環境を提供するために、中・長期計画の策定とともに、今後の施設の改修をどうするかを検討することが望まれます。

3 明確な目標に向けた支援の実施が望まれます。
自立支援計画は母と子ども、それぞれ年に2回行う面談を基礎とし、福祉事務所の考えなどもふまえて設定されています。
母親と子ども一人ひとりについて、次回(概ね半年後)までに達成することや長期(最終)的な目標など、より明確な目標を設定することでより具体的な支援に取り組んでいくことが望まれます。また、子どもの支援については、母親の支援計画と一体となって記載されていることから、子ども一人ひとりについて、より具体的な支援計画を策定することが望まれます。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回の受審によって、不十分なところが多いことを痛感しました。施設の置かれた現状をとらえることが得られたよい機会となりました。前回評価された未整備であったマニュアルの整備を行ってきましたが、職員に浸透していなかったことも今後の課題であることを認識しました。
ご指摘のあった改善を求められた点については、真摯に受け止め職員が一丸となって利用者、子供たちの安心・安全な生活の場を創出できるよう、支援を行って行きたいと思っております。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。