とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 間々田保育園 種別 保育所
代表者氏名 坪井 千代子 利用人数(定員) 97(90)
所在地 〒329-0205
栃木県小山市間々田924-1
TEL 0285-41-1101
■第三者評価の受審状況
評価実施期間 平成30年8月7日(契約日)~ 平成31年2月1日(評価結果確定日)
受審回数(前回の受審時期) 1回 (今回が初回)
■総評
◇特に評価の高い点
○子どもが心地よく過ごすことができる保育環境の工夫と取組
平成25年に新築した保育園で、敷地が狭いため園舎は2階建てとなっており、園庭は道を挟んで第2園庭が作られている。住宅地の中にあるため、保育活動の中で子どもの声や音量への配慮や、送迎時の安全面の課題を検討し工夫をしている。戸外遊びは近くの公園等を多く利用し十分楽しめるようにし、2階のデッキバルコニーや広いオープンテラスを日々の食事や行事、水遊びや植物栽培に活用し子どもたちがのびのび過ごせるよう考えられている。また2歳児の保育室が2階にあるため、4・5月はより一層の安全確保を図り個別対応が十分できるよう保育士を増員するなどの配慮もしている。保護者に対しても、園内地図で危険個所等を周知し、迎えは2階まで行かずに済む対応をしている。日々の安全対策・衛生管理・清掃全般は、保育士が工夫して行い、現在も子どもたちが安全で使いやすくなるよう設備等の整備が行われている。

○子どもと地域との交流を広げるための取組
園舎に併設された地域交流室では様々なグループが毎日のように利用しており、地域の人々が集う憩いの場としての役割を果たしている。これらの地域交流室を利用するグループの人たちは園の行事にも多く参加し子どもと交流している。子どもと地域の人々との交流により、子どもの社会体験の場を広げつつ園に対する地域の理解を深めている。また園長は「住み良い間々田推進協議会」に参加しており、地域の活性化や街づくりに貢献する地域活動に携わることで、地域の子育てニーズ等を把握する機会となっている。必要に応じて小山市こども課等の関係機関・支援団体と連携を取り地域の子育て支援センターなどの社会資源を活用しており、園が地域社会の一員として社会的役割を果たすとともに、子どもの社会性を広げる活動を積極的に行っている。

○職員一人ひとりの育成に向けた目標管理の適切な実施
非常勤職員を含む全ての職員は半期ごとに自己の目標を立案し、主任保育士と面談して正式な達成目標として設定する。これらの各個人目標は保育の質の向上に向けた個人の目標や園の取組に貢献する内容となっている。園長と主任保育士は、常勤職員については職員の力量認定表や職位(グレード)の判断基準により、非常勤職員についてはリーダーを補佐する力(サポート能力)により職員の達成目標の妥当性を判断している。主任保育士は2か月に1回、職員が自己評価した情意評価のための「執務態度チェックシート」や目標管理の進捗状況について面談して、具体的な指導をしている。年2回、主任保育士は一次評価者として職員と面談し、職員が自己評価した目標管理シートの達成度を評価する。園長は二次評価者として全職員の達成度評価を行い、法人本部に提出し、その後全職員と面談して最終評価結果について説明するほか、職員一人ひとりと現在の課題等について話し合いモチベーションアップを図っており、職員一人ひとりの育成に向けた目標管理が適切に行われている。

◇改善を求められる点
○アセスメント手法の確立
入園時には個別面談を行い記録用紙に記入しており、入園後は日々の保護者との会話や連絡ノートで子どもの状況や保護者の意向を確認している。しかし入園後のアセスメントの記録の仕方などが統一されていないので、個々の子どもや保護者のニーズ等を把握した内容を指導計画にどのように反映させているかが明確でない。また「子どもの発達や育児についての共通認識」をする取組が少ないことが保護者アンケートから窺える。今後は子ども一人ひとりの発達の状況等を把握し、保護者の意向等を確認して指導計画を適切に策定するためにアセスメント手法を確立し、職員の共通理解を図ることが期待される。

○子どものプライバシーの保護についてのマニュアル等の整備
園では、排泄・着替え等の場面において子どものプライバシーが守られるよう配慮し、職員やボランティア参加者にも権利擁護やプライバシーに配慮した保育を行うよう指導・周知しているが、子どものプライバシー保護や権利擁護に関するマニュアル等は作成されていない。職員アンケートからは、子どもや保護者のプライバシー保護等についての研修が十分になされているとは言えないことが窺える。今後はプライバシー保護や権利擁護に関するマニュアルを作成するとともに職員研修の機会を増やすなど、職員が子どものプライバシーと権利擁護に配慮した保育について更に理解を深める取組が求められる。

○園としての中・長期的なビジョンを明確にした計画の策定
園長は、民営化後6年目を迎え、子どもたちが安全安心に過ごせる環境整備や、より地域に根差した取組を展開したいと考えているが、具体的な中・長期の計画として策定するまでには至っていない。今後は法人本部と連携しながら、保育の更なる充実や課題の解決等を踏まえた園のビジョンを明確にし、それを達成するための中・長期の事業計画および中・長期の収支計画の策定に向けた具体的な検討が求められる。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
開園6年目を迎えたこの時期に第三者評価を受けさせていただきました。ひとりひとりの子ども達に寄り添い子ども達と共につくっていく保育園、地域の方々とかかわり地域に愛される保育園をめざして試行錯誤しながら進めている最中でもあります。アンケートでは保護者の方々の意見や考え、職員の思いを深く知ることができました。また、評価機関の方々の細やかな聞き取りやご助言から取り組みの甘さや知らないこと、改善点がたくさん見えてきました。今までの取り組みを見直す良い機会となりました。評価結果を真摯に受けとめ今後も法人の基本理念である〝豊かな福祉の実現をめざして〟を念頭に置き、しっかりとした運営、保育の質の向上、働きやすい職場、安心して子どもを託せる保育園となれるよう職員全体で意識を高め、努めてまいりたいと思います。ありがとうございました。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。