とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

ホーム > 事業所を探す > 検索結果 > 評価結果

福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 栃木市そのべ保育園 種別 保育所
代表者氏名 鈴木 明子 利用人数(定員) 63(65)
所在地 〒328-0074
栃木市薗部町1-13-20
TEL 0282-24-6245
■実地調査日
平成27年11月19日(木)、12月10日(木)
■総評
◇特に評価の高い点

①子ども一人ひとりの受容と、丁寧な働きかけや援助
 職員は子どもの最善の利益を第一に考え、一人ひとりの家庭環境や生活リズム・特性等を十分理解したうえで子どもを受容し、優しく個別に声をかけるなど、丁寧な働きかけや援助を行っている。クラスごとに「クラス運営子どもの様子」を記録し、定期的な会議で報告し合うなど、全職員間で情報を共有できる仕組みができている。保護者も安心して預けられ相談もしやすいと感じていることが、送迎時の様子や保護者アンケートから窺える。

②アレルギー疾患を持つ子どもの食事提供に関する適切な対応
 アレルギー対応マニュアルに則り、入園面接時に保護者にアレルギーの有無の確認をし、提出された医師の診断の上生活管理指導表を基に食の方針や給食献立の検討を行っている。毎月調理員がアレルギーカードに代替え食名を書き入れ、園長を含め4名の職員によるチェックをしているほか、毎朝ミーティング表を全職員に回覧して当日の給食・代替え食を周知している。給食提供に当たっては、イラスト入りの「食事提供の流れ①②③・声かけの例」という資料に従い、色別の食器に入れられた代替え食をアレルギーカードで確認し、職員間の口頭チェック・受け渡し者の押印という2重チェックをする等、事故防止のための体制を整えている。

③子どもの安全確保のためのリスク把握と充実した対策
 ヒヤリハット報告書に記載された事例や状況等を職員間で情報共有して、大きな事故の防止に努めているほか、年齢別事故防止チェックリストによる点検を年2回行い、安全確保に取り組んでいる。毎朝戸外遊び前に職員が遊具等の点検をしており、専門業者に遊具点検を定期的に依頼して、破損や故障等があった時は早急に修理を行っている。また、「保育園における危険予知トレーニング」という専門家の著書を利用した職員研修を今年度後半に企画していて、事故やリスクに対する職員の意識を更に高めていく予定である。
◇改善を求められる点

①保育における標準的実施方法の文書化への取り組み
 提供する保育について、時間外保育や戸外遊び・プール遊び・園外保育等に関するマニュアルは整備されているが、保育の一部分に留まっている。今後は、保育するうえで職員が更に共通の認識を持って当たれるよう、子どもの発達に沿って行われる保育の方法・保育士の関わり・配慮事項等、基本的な事柄について示した、保育全般についての標準的な実施方法を文書化することが望まれる。また、標準的実施方法の文書化後は、組織として定期的に現状を検証し、必要な見直しを行っていくことが期待される。

②個々の職員に対する組織としての研修体制の充実
 年度初めに年間の研修計画を作成し、職員間で協力して必ず受講できるようにしているが、この年間研修計画は中・長期計画に基づき、明確な目的意識の下に作成した計画とまでは言えない。今後は、全ての職員がいつ・何の研修を受講したかを記録し、研修の成果を見て次年度以降の計画に活かすような、個人別の年間教育・研修計画の作成と運用が望まれる。

③地域の福祉ニーズの把握と機能の還元への取り組み
 現在、保護者からの意見・要望・苦情等を受けるために意見箱を設置したり、電話等による市民からの子育て相談に応じたりしているが、園として近隣の住民や関係機関・団体等からの保育ニーズを把握しようとする取り組みが十分ではない。また、「あそびのひろば」に、保護者だけでなく地域住民に参加してもらおうと地元児童館に開催案内を置いているが、それ以外の園の機能を還元している事業は見当たらない。今後は、例えば近隣に住む親子を対象とした園庭開放や交流保育・子育てサロン開催等、保育担当職員を活用した園独自の新たな事業を提供していくことが期待される。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
 今年度、6名の異動職員と園長・主任保育士の交代のなか、受審をすることは厳しい状況でしたが、全職員で項目を話し合うなかで、コミュニケーションが取れ、団結力が深まったこと、また、改めて保育業務全般を見直す良い機会となりました。評価機関の方々から様々なアドバイスを頂き、これからの改善点や課題が見えてきました。
 市全体で取り組むべきものの検討、及び園としては、地域に根ざした保育園を目指して取り組むと共に、更なる「保育の質の向上」と「保護者へのサービスの向上」に向けて頑張っていきたいと思います。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。