■第三者評価機関名
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■施設・事業所情報
名称 |
特別養護老人ホーム グリーンホーム |
種別 |
特別養護老人ホーム |
代表者氏名 |
福田 武 |
利用人数(定員) |
52 |
所在地 |
〒322-0075 栃木県鹿沼市下日向438-1
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TEL |
0289-63-3800 |
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■第三者評価の受審状況
評価実施期間 |
平成27年9月2日(契約日)~ 平成28年1月21日(評価結果確定日) |
受審回数(前回の受審時期) |
1回 (今回が初回) |
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■総評
◇特に評価の高い点 1.遵守すべき法令等を正しく理解するための取り組み 関係法令で、主要な制度改正「国、社会福祉法人、鹿沼市長寿計画など」に基づいて①方向性と課題把握、②課題解消計画を作成し、更に主要テーマの3カ年構想と危機管理などを検討する事で当年度の事業計画に繋げている。 2.公正かつ透明性の高い経営・運営の取り組み 毎月の決算書を公認会計士が監査しており更に年度の決算報告書の監査を毎年5月に受け、結果に基づき収入増加、人件費適正化、事業費適正化などの助言を財務体質改善に活かしている。 3.福祉サービスの開始・変更にあたり利用者などへのわかりやすい説明 福祉サービス提供に関する説明と同意では、サービスの開始にあたって「わかりやすい説明だった」と利用者家族が全員一致で満足している。 4.安心・安全な福祉サービスの提供を目的とするリスクマネジメント体制の構築 安心・安全な福祉サービスの提供を目的として、事故防止委員会による報告書が詳細に記録されている。定期的に見直しを行い、事故が起きやすい「場所」や「時間帯」などを統計的に分析して、事故リスクの把握と事故防止に努めている。 5.利用者一人ひとりに応じた過ごし方やコミュニケーションの工夫 今年度から「24時間生活シート」作成で、生活リズムを把握し、その人らしい生活の見直しや支援、個別ケアにつなげている。会話の難しい人にはカードを使ってトイレや入浴などの意向を確認したり、散歩や入浴時に職員と二人きりのゆったりした時間を確保、気分や環境を変えることでよりコミュニケーションを深めるなど、個々に応じた対応を工夫している。
6.終末期を迎えた場合の利用者対応 入所時の重要事項説明書にて看取りについて説明し、利用者、家族の希望に基づき確認書を提出して頂いている。ターミナルケアについての「看取りの対応マニュアル」が、症状に応じて「居室の選択」、「ターミナル初期の対応」、「中期・後期の対応」、「施設で看取る場合」、「最期を迎えた場合」と細かく整備されており、その都度利用者、家族の意向を確認しながら、最期の時まで安やかに過ごせるよう支援体制が確立している。昨年度も14名の看取りを行った
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◇改善を求められる点 1.地域との適切な関係の確保 自治会や隣接の他法人の障害者施設とは、日常の交流を初めとして情報の交換などを行い、さらに地元消防団とは災害時に協力が得られるよう、早期に連携を密にすることを期待します。 2.災害時における利用者の安全確保 (1)消防訓練は隔月、年6回が計画・実施されている。しかし、年2回の総合訓練に、消防署が関わっていない。今後、消防署との密接な連携体制を早期に構築していくことを期待します。 (2)2階の利用者の安全を確保する避難路として、金属製の滑り台が設置されている。この滑り台に一番近い非常口にマットレスや送風機が置かれている。常時避難経路の確保を期待します。 3.健康管理・衛生管理 看護師が薬の管理を行いその情報は介護職員にも周知されているが服薬状況の確認を徹底して、事故の発生が無いように対応・対策を期待します。
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■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
法人や施設としての考え方に対しての一定の評価を頂けたことは、今後の取り組みに大いに励みになりました。 しかしながら、職員アンケート結果では、その考え方や指示等が十分に伝えられていないという回答が多いと聞いています。また、上司が現場の状況を把握しているのかどうか不安だという意見があったり、職員の人員不足感が強かったりと職員と管理者側との認識のギャップに気付かされました。 第三者評価を受けることにより、改善点の抽出だけでなく自信を持つべき事項の確認をすることができました。直すべきところを直し、いいところはさらに磨きをかけて、介護力向上や地域貢献に努力していきたいと思います。
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■第三者評価結果
別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。 |