とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 宇都宮市松原保育園 種別 保育所
代表者氏名 佐藤 弘子 利用人数(定員) 105
所在地 〒320-0041
宇都宮市松原3丁目1-5
TEL 028-621-8600
■実地調査日
平成26年9月30日(火)、10月23日(木)
■総評
◇特に評価の高い点
●子どもの社会性を育む多様な保育環境
保育園は市街地にあるにも関わらず、住宅地の公園や釜川、八幡山など自然環境に恵まれた8種類の散歩コースが用意されており、子ども達は様々な動植物と自然に触れ合いながら豊かに過ごしている。子ども達は地域の自治会とも交流し、デイサービスや子育てサークル、小中学生の職場体験、世代間交流など実に様々な方達との交流が行われ、また年に3回子ども達の作品が近くの銀行に展示されるなど地域と深く関わりながら過ごしている。また、給食室が子どもの目の高さからでも中の様子がよく解る造りになっていて、子ども達は食材料の下ごしらえの手伝いをしたり、作物を育て調理を体験したりするなど食育に関する取り組みが積極的に行われている。

●子どもの自尊感情を育てる適切な保育士の関わり 
0歳児クラスの保育士は一人ひとりに穏やかに話しかけており、子どもたちの安心した表情がみられた。3歳未満児クラスでも保育士は子どもを急き立てることもなく子どもたちそれぞれの話しをゆっくり聞いている姿がある。子ども同士のトラブルの対処も一方的でなく注意の理由をきちんと言葉にして説明している。幼児クラスでは、子ども一人ひとりの興味や関心を引き出し、またルールに従って遊ぶことを学ばせ、更に友だちと協力して達成感を習得させている。

●保護者との共通理解を図るためのさまざまな取り組み
年度当初の保護者懇談会や保育参加や保育参観、個人懇談などを通して保護者との共通理解を図るための取り組みを行っている。保護者が保育士の立場として入る幼児組の保育参加や、0~2歳児に対しては保育室の窓から子どもに解らないようにそっと観察するなどの参観を行い、日頃の子どもの様子を保護者へ伝える工夫をしている。個人懇談はあらかじめ相談したい内容を提出してもらい相談の結果は保育に活かされている。行事では保護者が手伝えるようにしており、行事実施後にはアンケートを取って、保育の参考にする取り組みもある。保護者からの苦情や提言・要望を聞き取る仕組みを作って、苦情解決と運営や保育の改善につなげている。
◇改善を求められる点
●標準的な実施方法の整備
子どもの活動や保育者の配慮事項は指導計画に盛り込まれ、今までの保育の経験や研修によって職員は共通の認識を持って日常の保育にあたっている。受け入れ時、保育中、降園時それぞれの対応・健康状態観察マニュアルなど保育の方法や注意点など必要に応じて文書化しているが、標準的な実施方法として体系的に整備されていない。職員アンケートからもより保育の質を高めるために保育対応の標準化のマニュアルがほしいとの意見もあるので、基本的な技術に関するものや実施時の留意点だけでなく、子どもの個性尊重や子どもや保護者のプライバシーへの配慮等も盛り込んだ標準的な実施方法を文書化することが求められる。既に一部は文書化しているので、今後は残された部分を文書化し、保育に関する標準的な実施方法を体系的に整備することを期待する。

●個別の教育・研修に関する評価・見直しの仕組みの構築
 保育園独自に毎月、研修係が策定した研修計画に従って学習会を実施しており、さらに、外部研修を受講した職員は職員会議で伝達研修を実施することになっている。ただ、個人の研修の成果を評価して、次の研修計画につなげる取り組みは不十分である。全職員の個人目標シート策定だけに留まらず、研修や学習の成果を評価して次の研修計画へつなげる仕組みが期待される。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
第三者評価の受審にあたり、全職員が保育への取り組みや保育園のあり方を改めて見直す良い契機になりました。
 評価が認められた点に関しては、さらに認識を深めより充実していきたいと思います。改善点に関しては職員間で熟考し、共通認識のもと、さらなる保育の向上をめざし改善に取り組んでいきたいと思います。
 今後も、子ども達を中心に、保護者・地域の方々と連携を図りながら、幼児期のよりよい育ちの基礎を担う保育園として、また、地域に根差した保育園として、サービスの向上に努めてまいります。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。