とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構

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福祉サービス第三者評価結果


■第三者評価機関名
特定非営利活動法人 アスク
■施設・事業所情報
名称 特別養護老人ホームやすらぎの里・大田原 種別 特別養護老人ホーム
代表者氏名 施設長 伊藤清幸 利用人数(定員) 53
所在地 〒324-0016
大田原市北大和久1-3
TEL 0287-24-0600
■実地調査日
平成25年7月16日(火)17日(水)8月12日(月)
■総評
◇特に評価の高い点
1)ISO9001に基づくサービスの質の向上の取り組み

利用者に選ばれる事業所となるために、県内でいち早く2004年よりISO9001の品質マネジメントシステムに取り組み、よいサービスを提供することで顧客満足を目指す仕組みが構築されている。定期的な審査に基づき、課題を抽出し改善する仕組みが整っている。目標を数値化して把握することにより、その改善度を的確に把握するとともに、職員の意識づけにもなっている。文書管理システムが整備され、パソコンLAN上で全職員がいつでも関係書類を閲覧し、確認できる環境を整えている。

2)事故原因の分析や防止策徹底の取り組み

品質管理上の「不適合」事例の収集に努め、原因の追究や是正措置の立案、是正措置の実施状況と効果の確認などの取り組みが綿密に行われている。月1回事故防止委員会を開催し、原因分析の検討や防止策の徹底が図られている。衛生管理(感染症予防対策)委員会、防火管理委員会も月1回開催され、利用者の安全を確保するための体制が整備されている。ヒヤリハット報告書を単なる気づきの記載だけではなく、どのように対策し改善すればよいかを提案できる形式に作りかえた書式も用意して職員の意識向上に努めている。

3)サービス実施計画に基づく多職種の積極的な連携

サービス担当者会議には多職種が参画し、互いに連携し、多方面から検討して協議し合い、アセスメント結果を適切に反映してサービス実施計画を策定する仕組みが構築されている。サービス実施計画の達成度を数値で把握する取り組みを通じて、個々の職員のサービス実施計画に対する認識が高まり、例えば機能訓練を専任担当者任せにせず、それぞれの立場からADL向上のために主体的に係わり、意見を出し合い、目標達成に努めるなど積極的な姿勢が生まれている。
◇改善を求められる点
1)標準的な実施方法に基づくサービス提供の周知徹底

提供するサービスについて、標準的な実施方法がサービス提供マニュアルとして明文化され、必要に応じて改訂もなされている。しかし、一部に介護者によってサービスの実施方法にバラつきがある様子もうかがわれた。標準的な実施方法に基づいて現場でサービスが実施されているかどうかを組織的に確認し、必要に応じて現場で個別指導したり、具体的に踏み込んで指摘することで個別的な気づきにつながる研修を実施したりすることにより、職員に周知徹底を図る仕組みづくりが求められる。

2)利用者と地域との交流、様々なボランティアの掘り起こし

敬老会・秋祭りなどのイベントや、歌やダンス等のボランティアの方々との交流の機会以外には、利用者と地域との交流は限られている。利用者の要介護度が上がる中で絵手紙や手仕事などをしながら日常を一緒に過ごし、日々の話し相手となるボランティアは徐々に来なくなってしまった経緯もある。今後は、受入マニュアルの作成等、受入体制の整備を進めるとともに、ボランティアの掘り起こしに努めることにより、地域の人々との交流機会を積極的に増やしていく取り組みが期待される。

3)管理者と職員との間のコミュニケーションの充実

法人として事業規模を拡大することにより、職位や活躍機会を増やし、個々の職員の成長を図ろうとする中で、職員との認識のギャップが生じている様子もうかがわれる。状況や目標を共有するために、経営層、リーダー層、一般職員の間でコミュニケーションをより一層強めていくことが期待される。また、職務能力・仕事ぶりに関する一般職員の自己評価と上司の評価とが食い違う傾向もあるため、例えば定期的な個別面談を行うなどにより、お互いの考えをすり合わせ、認識のギャップを埋める取り組みの強化が期待される。
■第三者評価結果に対する施設・事業所のコメント
今回、第三者評価を受けた事で、施設としての今後の取り組みや課題が明確になり、具体的な方針を見出すことができました。特に高い評価をいただいた、ISO9001に基づくサービスの質の向上やリスクマネジメントへの取り組み、サービス実施計画に基づく多職種の積極的な連携については、引き続き力を入れて実施してまいります。
 また、改善点については、法人として、個々の職員の職位や活躍機会を増やす為に管理者と職員とのコミュニケーションを充実させていく事、職員間のサービス実施方法の統一を強化する事、さらには地域の方々やボランティアとの交流をより密に図る事、これらを積極的に取り組んでいきたいと考えております。
■第三者評価結果
 
  別紙の「第三者評価結果」に記載している事項について公表する。